iPhoneの中でも比較的新しいモデルであれば、デュアルsimの機能を活用して2つの電話番号を使用する事ができます。
しかしiPhoneによってはその方法が限定されていたり、設定の際の注意点などもあります。
そこで今回は、私のiPhoneの実例も交えつつ、それらの方法をご紹介いたします。
デュアルsimが可能なiPhone
まずは、そもそもの前提条件でもあるiPhoneのデュアルsim機能について。
冒頭でもご紹介の通り、この機能は全てのiPhoneで可能だという訳ではなく、ナンバリングによって利用可否が異なります。
更に言うと、デュアルsim機能が利用なiPhoneの中であっても、更にeSIMのみ対応とSIMカード&eSIM両方に対応という様に更に細分化されています。
デュアルsimをeSIM×2で対応できるiPhone
まずは、デュアルsim機能を活用できるiPhoneの中でもeSIM×2で利用できるiPhoneをご紹介します。
先にこのeSIMの事を簡単に紹介しますと、物理的なSIMカードとは異なりiPhone内にもともと内蔵されているsimカードのことを指します。
これを利用することでSIMカードとは別のアカウントを一つのiPhoneで使用できる様になり、eSIM×2でも可能なiPhoneも存在するのです。
デュアルsimをeSIM×2で対応できるiPhone
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
簡単に言えば、iPhone 13以降のナンバリングであれば(この記事を作成している時点では)、可能という事になります。
SIMカード×eSIMでデュアルsimが可能なiPhone
次にSIMカード×eSIMでデュアルsim機能を活用できるiPhoneをご紹介します。
SIMカード×eSIMでデュアルsimが可能なiPhone
- iPhone 13 Pro Max
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13
- iPhone 13 mini
- iPhone 12 モデル
- iPhone 11 モデル
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
このパターンでは当然、前述でご紹介したeSIM×2で利用できるiPhoneも含まれております。
デュアルSIMを利用する際の注意点
そんなiPhoneのデュアルSIMですが、上記の様に対応可能なiPhoneが限定されているという事以外にも注意点があります。
ここではそんなデュアルSIM使用時の注意点についてご紹介いたします。
通話の設定
デュアルSIM自体を有効にすれば、基本的に電話を受けたりメール、SMSを受信する際の注意点はありません。
しかし、その反対で電話の発信やSMSの送信時には注意が必要となります。
というのも、このデュアルSIMでは1つのiPhoneを2つの電話番号で共有して使用する事になりますので、電話帳などもどちらの回線からでも利用できる様になります。
その為、今まで連絡を取っていたAさんに対して、デュアルSIM適用で新しく追加した電話番号で連絡してしまうと、知らない番号からの着信という事でそのまま無視される可能性があります。
他にも私の様に副回線は受電専用として契約したのに、間違えてその回線で電話をかけまくり通話代が膨れ上がってしまうという危険もあります。
なので、デュアルSIMを有効にしたら、まず初めに主回線と副回線の振り分けを行う必要があります。
ちなみに、設定自体は発信時は画面に主回線と副回線の切り替えボタンが表示されますので、わざわざ設定画面に戻る必要もありません。
モバイルデータ通信の設定
2つ目の注意点も、やはり主回線と副回線の設定に関係するものです。
それは、モバイルデータ通信を使用する際に、どちらの回線を使用するかの設定となります。
こちらもiPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」から設定が可能です。
ただし、ここでの注意点は主回線・副回線のどちらを使用するかの設定もそうですが、「切り替えの許可」がOFFになっている事を確認する事も重要です。
もし、これがONになってしまっていると、主回線の調子が悪い時に勝手に副回線でデータ通信を行なってしまうのです。
そうなると、私の様にデータ使い放題ではない契約の副回線だと、スピードは出ないわ契約次第では追加料金が発生するわで大惨事になりかねません。
なので、デュアルSIMを利用する際にはモバイルデータ通信を利用する回線の設定、そして自動切り替えのOFFを忘れずに行う必要があります。
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まとめ
以上が、iPhoneで2つでの電話番号を使用するためのデュアルSIM機能についてのご紹介となります。
いくつか使用上の注意点はありますが、それらをミスなく使用すればこの機能は非常に便利なものです。
特に、対応可能なiPhoneを持っていて、仕事とプレイベートで番号を分けたいという方にはお勧めできる方法となります。
主回線:ワイモバイル
副回線:povo
で利用しています^^