アクアリウムの中でもコンパクトで場所を取らない小型水槽は、水量自体も少ないので濾過フィルターも小さなもので済ます事が可能です。
しかし、そんな小型水槽にもコンパクトタイプの外部フィルターが存在しているのです。
そこで、ここでは小型水槽に外部フィルターを設置した際に、実際に設置した立場から見えたメリットについてご紹介いたします。
小型水槽に外部フィルターを使うメリット
それでは、自宅の小型水槽に実際に外部フィルターを導入した事により、良くなった・改善した項目をそれぞれ列挙していきたいと思います^^
スペースができた
今まで使用していた濾過フィルターは水槽内部に設置するタイプでしたので、当然熱帯魚が遊泳できるスペースを削ってフィルターを設置する必要がありました。
しかし、外部フィルターの中でも今回は水の組み上げを行うモーター自体が外部に設置されている商品を選びましたので、水槽内に必要なスペースとしては水の吸水と排水を行う細いパイプのみとなりました。
もともと小型水槽はコンパクトがある故に、そのサイズ感からフィルターも含めるとかなり手狭な環境でしたが、外部フィルターに変更する事でそのスペース問題もかなり改善させる事ができ、水槽内がかなり広くなったのです。
景観が良くなった
2つ目のメリットとしては、上記のスペース問題の解消にも絡んだ内容となるのですが、とにかく水槽内の景観が良くなった事に尽きるでしょう。
元々は前述の通り水槽内に濾過フィルターをドボンと入れていたので、水草をその前に植えていてもどうしてもその存在感が目に入ってしまっていました。
しかし、今回のフィルターを外部フィルターに交換した事で、その存在感のある機械を水槽内から取り除く事ができたのです。
それに加えて、本来であれば今回購入したエデニックシェルトV3のパイプは黒色だったのですが、より水槽内の景観をよくするために別途透明なガラスのパイプを装着する事でより綺麗に見せれる様になりました。
おかげで今では水槽内にある機械っぽく見えるものはヒーターと水温計だけにする事ができました^^
掃除の頻度が少なくて済む
3つ目のメリットは、何と言ってもフィルター掃除の頻度が大幅に減った事にあります。
以前のフィルターにはGEXさんのサイレントフローという、こちらもかなり評価の高い濾過フィルターを使っていたのですが、表面がホワイトカラーだった為に少しでもコケが付いてしまうと、悪い意味でその部分が非常に目立ってしまっていたのです。
加えて、この商品は中に取り替えが簡単に出来る様になっているシートがあるのですが、このシートの交換が2週間に一回の頻度で必要になる為、意外と掃除の手間がかかる商品だったのです。
その点、外部フィルターにする事でそう言った取り替え作業は不要になり、フィルター内部の掃除も半年に1回のペースで行えば良いので、大幅に清掃の手間が省ける様になったのです。
コスパが改善した
4つ目のメリットとしては、上記の手間の面にも関係する部分でございます。
それはランニングコストが大幅に改善されたという点にあります。
というのも、前述の通り以前使っていたフィルターでは2週間に1回のペースで交換式シートを廃棄して新しいものを購入&設置する必要がありますので、半年で計12枚ものシートを用意しておく必要があるのです。
これに対して、今回購入した外部フィルターの場合は、フィルター内部に敷き詰められているろ材は半年に一度の清掃時に汚れを落とすだけで使える様になりますので、わざわざ買い替え直す必要がないのです。
また、綿状のフィルターマットは交換が必要になるのですが、これは大きな束で売っている濾過マット(300円)をカットして使用する事ができますので、その300円で3年は買い足しが不要になるのです。
つまり、長期的なコストパフォーマンスで見ると、なんと外部フィルターの方が圧倒的に優れており、下手すると1年前後でトータルコストも外部フィルターの方が優ってしまうかもしれない状況になるのです。
もちろん、運用方法次第で大きく左右さる部分でもあります。
外部フィルター導入でも継続するメリット
続いては、以前使っていたGEXさんのサイレントフローの時点でメリットを感じていた点で、今回の外部フィルター導入でもそのままメリットを継続できた点についてもご紹介しておきましょう。
このGEXさんの濾過フィルターは、その名前からも想像できる様に稼働音がかなり静かな濾過フィルターとなっています。
なので、私自身かなり音に敏感で神経質な為、寝室に置いている水槽のフィルターの稼働音は非常に不安材料だったのですが、そんな思いも忘れさせられるほどに音の静かなフィルターだったのです。
今回の外部フィルターへの切り替えで一番心配していた部分も実はこの点で、今までの静かな環境がフィルターの交換で崩れてしまったらどうしようと考えていました。
しかし、そんな思いはまたしても杞憂だった様で、新しく購入したエデニックシェルトV3も実際に使ってみると非常に静か(というかほぼ無音)なフィルターだったのです。
なので、以前のフィルターのメリットである静音性は、今回の外部フィルターでも損なわれずに継続する事ができました。
外部フィルターで発生するデメリット
最後に、今回の小型水槽の外部フィルターへの交換で生じた唯一のデメリットについても、併せてご紹介しておきましょう。
そのでメリットとは、初めから分かり切っている事なのですが、やはり初期投資額が大きいという点に尽きるでしょう。
「これから新しく水槽を立ち上げるぞ!」という方にとっては、元々フィルターは必要になるものですので、数千円の差はどうって事ないでしょうが、既にフィルターを持っている状態で壊れた訳でもないのに新しいフィルター、しかも決して安くはないフィルター(私がAmazonで購入した時は5,000円チョイでした)にお金を出すのは、少しだけ抵抗がりました。
アクアリウム用品、際限なく購入してしまうので、先月から「何か目標達成できたら購入して良い」という条件にしました。
が、条件が甘すぎて速攻でクリア&外部フィルターを購入してしまった(汗) pic.twitter.com/zbuDah1RJ0— ハリー (@harry_jpman) November 4, 2019
なので、この外部フィルターの導入に関して、唯一のデメリットはズバリ「費用」です。
まぁ、他にもあげるとすれば設置や組み立ての手間なども含まれるかもしれませんが、そこまで難解な構造でもないので、ものの数分で組み立て&稼働は完了させる事ができました^^
費用の負担を減らす方法
さて、今回の外部フィルターの導入によって、今まで使っていたGEXのサイレントフローが不要になった訳ですが、これをそのまま家の押し入れに眠らせておくのは流石に勿体ない。
今回のフィルター交換でお金もかかっている事ですし、何よりかなり綺麗な保存状態ですので、ここは新しいフィルター購入にかけた費用の補填のためにヤフオクで売る事にしました。(ありがたい事に、この記事を作成時点で既に落札・発送は完了しました^^)
実際、ヤフオクで検索してみると同じ様に濾過フィルターの出品もそこそこの数を見かけましたので、状態さえ良ければ購入者は比較的簡単に見つける事ができるでしょう。
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