「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」という強烈なキャッチコピーで有名なダイソン掃除機。
我が家もとうとうダイソンデビューをして、その吸引力を体感しているのですが、一つ気になる事があるのです。
それは、吸引力が変わらない事ではなく、元々の吸引力についてです。
今回はそんなダイソンの吸引力が本当に凄いものなのかを、実体験を基に紹介していきたいと思います。
我が家で購入したダイソンはV10です。
ダイソン単体の吸引力は弱い?
そもそも、ダイソンを利用していてなぜこの様な記事を書こうかと思ったかというと、ご存知の方もいるかと思いますがダイソンにはアタッチメントが非常に豊富で私も机の上の掃除の際には、それらのアタッチメントを使用するようにしています。
そして、そのアタッチメントを付け替えて起動させると、通常ヘッドを付けている時のダイソンの吸引力よりも出力が少なくなっている様に感じてしまったのです。
静電気に負ける
具体的にどの様な点で吸引力が弱いと感じたかについてもご紹介しましょう。
我が家では猫を飼っており、その猫の抜け毛が机の上にも数日で溜まってしまう様な環境にあります。
しかも、その抜け毛たちが静電気で机にへばりついて、なかなかに取り除き辛い状況にあるのです。
そんな環境ですので、「ダイソンの吸引力が発揮できるはず!」と思っていたのですが、実際に机掃除に使えるアタッチメントを装着してダイソンを起動させてみたところ、何とダイソンの吸引力が机にくっつこうとする静電気に負けてしまって、猫の毛が全く取り除けなかったのです。
カーペットなどの掃除の際には、猫の毛も余裕で掃除出来ていただけに、結構ショックでした。。。
ダイソン単体の吸引力は弱い
そこで試しに掃除機あるあるの掌を吸引口に当ててみて、吸引力の力を試してみる事に。
すると、ここで初めてダイソン単体の吸引力がどれ程のものかを体感したのですが、ショッキングな事に以前使用していた掃除機(5,000円)の吸引力よりも弱かったのです。
つまりダイソンの吸引力は確かに変わらないのかも知れませんが、ダイソン単体の吸引力自体はそこまで強くないという事を知ってしまったのです。
ダイソンの真価はダイソン+モーターヘッド
ここで新たに一つの疑問が生まれました。
というのも、今まで使っていた5,000円の掃除機ではカーペットについている猫の抜け毛の掃除は全く出来ませんでしたが、ダイソンではそれらもかなり綺麗に掃除する事が出来ています。
しかし、肝心の吸引力自体は5,000円の掃除機の方が強いという矛盾が生じているのです。
そこでダイソンについて少し調べてみると、何やらその矛盾の謎を解決する鍵はダイソンのモーターヘッドにある事が判明したのです。
ダイソンのモーターヘッドは超優秀!
実はダイソン掃除機についているモーターヘッドは、吸引力によって動いているのではなく、ダイソン本体から伝わっている電気で動いており、ダイソンによる掃除効率を大幅に底上げしているという代物だったのです。
実際、ホコリや猫の抜け毛がひどい箇所を掃除した後は、ダイソンのゴミを集める部分だけではなく、モーターヘッドのブラシにも大量のゴミが巻きついているので、やはりダイソンの真価は本体だけではなくモーターヘッドと組み合わせる事で発揮されるという事がわかりました。
モーターヘッドの役割
モーターヘッドが電動で中のブラシが回転しているというのは分かりましたが、実際にそれだけでダイソンの掃除性能を大幅に向上させる事ができるのか正直疑問に思われる事でしょう。
と半信半疑でした^^;
そこで色々と調べてみたところ、どうやらこのモーターヘッドのブラシは単に回転しているだけではなく、ヘッドとの接地面(フローリングやカーペット)にブラシが接触し、その回転の動きでゴミや埃などを掻き出してダイソン本体が吸引しやすいようにしているのです。
こういった仕組みあであれば、微細なゴミや汚れに加えて引っ付いているホコリやペットの抜け毛も綺麗に掃除できる事に納得ですね^^
ダイソンの吸引力は使い方次第で強力になる
以上のことから、ダイソン単体だけの吸引力に関してはそこまで強力なものとは言い難く、正直な所そこまで値段に見合ったものではないと感じました。
しかし、ダイソン単体の吸引力はたいした事なくても、ダイソンにモーターヘッドを装着している時の掃除性能としての吸引力は凄まじいものがあります。
このセットでの吸引力は、確かに高価な価格設定に見合ったものであると納得できるものでした。
ちなみに、基本的にダイソンを購入する場合はモーターヘッドもセットになっている事がほとんどですので、ダイソンの購入を検討されている方はその辺りは安心していただければと思います^^