ダイソンは今まで購入した掃除機の中でも、確実に吸塵効果の高い掃除機だと実感しています。
そしてその効果を発揮させる最大の特徴は、やはり何と言ってもモーターヘッドが回転する事によるものでしょう。
しかしこのモーターヘッド、実は条件が重なると床を傷つける破壊神になってしまうのです。
今回は、実際に我が家のフローリングがダイソンのモーターヘッドで傷ついてしまった話をしたいと思います。
ダイソンのモーターヘッドが床を傷付けるって本当?
それでは、実際にダイソンを使用している我が家のフローリングの様子をお見せいたしましょう。
この様に、フローリングの一部が剥がされてしまうのです。
もちろん傷はこれだけではなく、他の場所でも点々と出来てしまっているのです。
ただし!
フローリングにダイソンを使うと100%こうなるという訳ではなく、いくつかの条件が重なった時にこういったフローリングがめくれてしまう現象が起きるのです。
ダイソンで床が傷つく原因
ダイソンをフローリングで使う事で、床が傷ついてしまう原因としては、以下の つの要因が重なってしまった際に起こります。
逆に言えば、これら原因となる項目が1つしか当てはまらない、もしくは1つもないという場合には、ダイソンを使っても床が傷つくことはありませんので、その点はご安心ください^^
ダイレクトドライブクリーナーを使っている
1つ目の要因としては、ダイソンのモーターヘッドにダイレクトドライブクリーナーを使用している場合です。
このヘッドの特徴としては、柔らかいブラシと硬いブラシで構成された回転部が回転する事で床やカーペットの汚れを浮かせて吸引するという造りになっています。
その為、カーペットやベッドについたホコリやペットの毛の掃除には抜群の威力を発揮します。
が、このヘッドには硬いブラシが付いているので、掃除する場所によってはそのブラシが引っかかって傷をつけたり破壊してしまうこともあるのです。
床がフローリングや畳である
2つ目の要因としては、床がフローリングや畳である場合です。
前述の通り、床がカーペットなどの敷物の場合はダイソンは非常に良い仕事をしてくれます。
そして、そういった場所では床を傷付ける様なことはありませんが、その床がフローリングや畳の場合は傷をつけてしまう可能性が出てきます。
床にめくれやほつれがある
そして3つ目の要因としては、2つ目の要因と同じく床の状態に関する物で、「めくれ」や「ほつれ」など既に傷つきやすい状態にある場合です。
ダイソンは吸引力が強力で、「めくれ」や「ほつれ」部分を吸引力で浮き上がらせることもあります。
そこにローラーが回転するモーターヘッドに当たってしまうと、その「めくれ」や「ほつれ」の部分が更に拡大してしまう事があるのです。
特にフローリングの場合は、物件によっては湿気などで表面が浮いてきたり剥がれて反ってしまうような床材がありますので、そんな箇所をダイソンのモーターヘッドが通ってしまうと、一気に床がボロボロになってしまう事でしょう。
床を傷付けないダイソンの使い方
上記の様な条件が重なってしまう事で、ダイソンが床を傷付ける可能性が出てきてしまいます。
しかし、逆を言えばこれらの条件を排除してやる事で、床を傷つけずにダイソンで掃除を行う事が可能となります。
という事でここからはダイソンを安全に使用するための条件をご紹介していきます。
モーターヘッドを使い分ける
まず、一番効果が出るであろう条件としては、モーターヘッドを使い分けるという方法です。
上記でもご初回の通りダイソンのヘッドには種類があり、中でもダイレクトドライブクリーナーというヘッドは普通の掃除機では除去しにくいホコリや抜け毛まで掃除しきる事ができる強力なヘッドです。
その代わりフローリングなどでは傷つけてしまう可能性がありますので、そういった場所にはソフトローラークリーナーを使用する様にしましょう。
もちろんモーターヘッドは単品でもそこそこなお値段もしますので、「2つも購入するのはチョット」という方はご自宅の床に合わせてヘッドを選ぶ様にしましょう。
もし自宅がフローリングならソフトローラークリーナーを、絨毯ならダイレクトドライブクリーナーを購入すれば基本的に1つのヘッドだけで事足ります。
ダイソン本体の型番(V10やV12など)によってヘッドの種類も異なりますので、事前に型番チェックしておきましょう。
「めくれ」や「ほつれ」は事前に補修
次に、床に「めくれ」や「ほつれ」がある場合は、事前に補修する様にしましょう。
もちろん、ヘッドをソフトローラーにする事で劇的に傷つけてしまう可能性を下げる事が出来ますが、ほんの少しの負荷でも悪化してしまう様な状況の床ともなると、いくらソフトローラーといえど回転力自体はありますので巻き込みなどで傷や破損を拡大させてしまう可能性があります。
なので、そういった状況の床であれば、そもそもの話ダイソンで掃除を行う前に補修をしておく様にしましょう。
特にフローリングのめくれなどであれば、100均などでも補修道具が売っている時代ですので、素人でも直す事が可能です。
重いものを落としたりして割れが生じている場合であっても、こういった補修用品も存在しますので、臨機応変に対応する様にしましょう。
まとめ
以上が、ダイソンを使う事でフローリングや畳などの床を傷付けてしまう可能性と、その防ぎ方に関する方法となります。
ちなみに我が家の場合は長毛種の猫がいるので、モーターヘッドをソフトに変えるのは難しいと判断しました。
なので、フローリングを修復する方向で対応していく予定でございます。
もし、ダイソンの購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、ヘッドの種類の選択はご自身の自宅の床に合わせて選択される様オススメします^^