何やらテレビでは放送されないが、水道の民営化計画が進んでいる様ですね。
実際そこまで関心が無かったのですが、最近見ているYouTubeチャンネルで過去にアップされている動画を見て、今更になって危機感を覚えています。
そこで、今回は仮に水道民営化が行われた際に「これ、ヤバいんじゃない?」と感じた事についてご紹介します。
金額面での問題
まず、個人的に一番起きて欲しくない事としては、やはり水道料金の高騰でしょう。
これが数円や数十円のレベルであればそれほど気にはなりませんが、月の水道料金が+数千円になったりでもしたら、ただでさえ増税などで出費が増えたのに、更に輪をかけて支出が増えてしまう事になるでしょう。
一般家庭でそういう事になる可能性があるのですから、他の場所でもこの水道民営化による料金問題は深刻な事態を招いてしまうのではないでしょうか?
温泉やプール関連の施設
水道代の高騰で真っ先に影響を受けるのはどこだろうと考えた際、温泉やジム併設のプールなんかは大打撃を受けてしまうのではないでしょうか?
もしかしたら法人に対する水道料金に優遇措置などをされるかも知れませんが、そういった措置がない場合これらの施設は利益を上げるためには水の使用が必須となりますので、かなり厳しい状況に追い込まれてしまう事でしょう。
仮に利用料金の値上げを行う事でそのコストを補おうとしても、増税の影響で消費者の財布の紐が硬くなっている状態ですので、値上げをするだけでは更に利用者は遠のいてしまいそうですから、かなり大変そうですね(汗)
節水がブームになるかも?
実際に水道民営化が進み、どれだけ水道料金が上がるか次第ではありますが、これによって世間では節水ブームが到来しそうですねw
特に各家庭で一番水を消費しそうなのは、やはりお風呂でしょうから節水関連のお風呂グッズも新しいものがどんどん発売されるのではないでしょうか。
安全面での問題
次に心配している事としては、水道民営化が進む事で日本の水道水の質が下がる、つまり安全性の低下が起こってしまうのではないかという点です。
日本人は日本の水に慣れすぎている
現状、日本の水道水は世界的に見てもかなり綺麗な水になっているとの事ですので、その水に慣れてしまっている日本人はちょっとでも水質の悪い水を飲むだけでお腹を壊してしまうのです。
実際に海外旅行で経験したことがある人もいるかも知れませんが、「飲料水」として入手した水だったとしてもそれが原因でお腹の調子が悪くなる事があるのが日本人なのです。
もちろん、各人によって症状の出にくい出やすいはあるでしょうが、それでも日本人のお腹は悪環境に慣れていないのです。
そんな人達の水道を、外国基準で調整してしまったとしたら、そしてそれに気付かずに普段通りに飲んでしまう人が大量にいたとしたら、そりゃもう地獄絵図の完成でしょうね^^;
食洗機って大丈夫なの?
そう考えた時に、更に気になる点が。それは食洗機の利用についてです。
我が家にはありませんが、実家には設備として付いているキッチンですので、洗い物の片付けにはかなり便利ですよね。
ただ、水道民営化によって水質悪化がメチャクチャ深刻な状態にまで進んだ場合、この食洗機も使えなくなる事でしょう。
汚染された水で洗った皿に料理を盛り付けでもしたら、そこから人体に悪影響が起こる可能性もあるでしょう。
実際、どこの国に旅行した時のことかは覚えていませんが、水道水で洗った皿やコップに仕上げとしてペットボトルの飲料水で濯ぐ事が必須だった国もありましたので、そのレベルにまで落ちぶれてしまわない事を祈るばかりです。
アクアリストには深刻な問題
これはかなり限られた人だけに関係する内容ではありますが、熱帯魚や海水魚を飼育さえている方にとっては、水道水の水質変化はマジで迷惑な話です。
私も自宅に2つの水槽で熱帯魚を飼育していますが、彼らは水質の変化に敏感に反応してしまう事があります。
なので、今まで現状の水道の水質で生活している熱帯魚たちの水槽に、いきなり悪い水質の水が導入される事になってしまうと、その程度によっては全滅してしまう可能性だって少なからず出てくるでしょう。
かといって、ペットボトルの飲料水を用いたところで、現在の水道水との水質の差がある訳ですので、どの道八方塞がりになってしまう事でしょう。
衛生面での問題
最後に気になる事としては、衛生面に関す問題です。
何やら「日本の水道水は最高品質だが、トイレの水は低品質で良いのでは?」という意見が出たそうな出なかったそうな。
そして、この意見が出るという事は、トイレの水の水質が今後悪化してしまう可能性が高いという事が予想されますが、個人的にこれに関しても色々と振り回されそうな気がしてならないのです。
トイレで手を洗えなくなるのでは?
というのも、現在多くのトイレでは排便を流すための水で手を洗える仕様になっているものがほとんどです。
便器の上に水を流すと蛇口部分から勝手に水が流れて、そこで手を洗う事ができますが、もし今後この水の品質を軽視して悪化させる(水質維持を止める)となった場合はここで手を洗う事ができなくなるでしょう。
そうなると、今あるこの仕様のトイレは機能としては半減してしまうのです(ブルーレット系を置けるメリットは残りますが)。
トイレが汚れる?臭くなる?
そして、このトイレ関連でもう一つ。
それは水質が悪くなる事で、トイレの貯水タンクから悪臭が発生したり、汚れが酷くなったりしないかどうかという点です。
水質が悪くなるというのが、単純に殺菌系の成分を多くするなどの場合であればこの点は大丈夫かと思いますが、そうではなく雑菌や汚れがを放置するという事であれば、確実にトイレの環境が悪くなってしまうでしょう。
貯水タンクに雑菌が繁殖して夏場に悪臭を放ってしまったり、トイレの水に汚れが多く含まれており、それが便器にこびりついて掃除しても取れないなんて事になったら最悪ですからね(汗)
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まとめ
冒頭でも触れていますが、ここでご紹介している内容は専門家でもなんでもない単なる一般人が考察した内容となります。
なので、もしかするとここで気になる点として挙げている内容に対して、既に対応策などを用意されている可能性もあるでしょう。
が、そうでない場合はやはりある程度は自分で、各家庭で何かしらの対策は必要になってくるのではないかと考えられるでしょう。