最近何かと癒されたい願望が出てくる事がありアクアリウムなんかも始めたのですが、デスク周りにも癒しが欲しいと思いました。
そこで、新しく手軽なコケリウムを開始する事にしました。
しかも乾燥や寒さに強いスナゴケを使用するので、世話も超簡単という。
なので今回は、私が実際に開始したお手軽コケリウムについてご紹介いたします。
使用するスナゴケの特徴
今回私が設置したコケリウムには、スナゴケというコケを使いました。
実はこのスナゴケ、ある一点を除けば非常に丈夫なコケで手間暇かけなくても成長させる事ができるコケなのです!
乾燥に強い
このスナゴケが何故そこまで飼育が簡単な種類と言われるかというと、実は非常に乾燥に強いコケである為なのです。
通常、コケというと少し暗い場所でなおかつ湿度がかなり高い場所に生息している種類がほとんどですので、そういったイメージを持たれている方も多いでしょう。
しかし、このスナゴケはむしろ多湿よりも乾燥気味の環境が適切な生育環境となっているのです。
なのでコケリウムの維持で一番面倒と言われる水やりに関しても、スナゴケであれば週に1回の水やりが適正回数となり、それだけ放置状態で育てる事ができるのです。
逆に水を上げすぎると、茶色に変色します。
どんな気温でも大丈夫
スナゴケの2つ目の特徴としては、暑さにも強く寒さにも強いというメチャクチャ嬉しい性質を持っているのです。
その為、温度管理は不要どころか、1年中室外に設置しておくことも可能なのです。
というのも、もともとこのスナゴケは河原などに生息しているコケである為、常に野晒し状態の環境にあるのです。
その為、日本の夏・冬の温度差にも屈する事なく、元気に成長してくれるのです。
常緑でいつでもキレイ
そしてスナゴケの3つ目の特徴としては、上記の様に夏でも冬でも生きていけるコケである為、常緑種となっており1年を通してキレイな緑色を保ってくれるのです。
あまりにも放置しすぎて弱ってしまった場合は、流石に茶色に変色します。
日光に当てる必要がある
そんなスナゴケですが、唯一気を付けたいポイントがあります。
それは1日に数時間で良いので、日光に当ててあげる必要があるという点です。
前述でスナゴケは河原などに生息している苔と紹介した様に、モロに太陽光を浴びる場所を好む性質があります。
逆に光が少ない環境では生育が進まず、コケの体調が悪くなってしまう可能性もありますので、出来る限り日光が差し込む場所に設置するか、室内で照明を当てる様にしましょう。
お手軽コケリウムの作り方
それでは、実際にお手軽版のコケリウムの作り方についてご紹介していきましょう!
道具の購入
まずはコケリウムに使用する道具一式を揃えるところから開始します。
今回、私が用意したのは以下の点です。
お手軽コケリウムに使う道具
- スナゴケ
- アクリルケース
- 砂(ソイル)
- レイアウト用品(私の場合は溶岩石)
まず、主役となるスナゴケですが、意外と購入できる店舗がなかったので、私の場合はアマゾンで比較的安全そうなところから購入しました。
次にアクリルケースですが、こちらは100均で入手できますので、好みの大きさ・形状のものを用意しましょう。
そして、スナゴケの下に敷く砂ですが、私の場合はアクアリウムもやっていますので、そっちで余ったソイルを使用しています。が、もしそういった砂が無い場合は「川砂」などの水捌けの良い砂を購入して使いましょう。
最後にお好みでレイアウト素材を用意すれば準備万端です!
スナゴケへの水やりは植栽後に!
道具を揃えれば、お手軽コケリウムの設置に移りますが、基本的に迷われることはないでしょう^^
容器に砂を入れて、その上にスナゴケを希望するレイアウトに沿った位置に添えるだけです。
例:溶岩石の場合はスナゴケ設置前に配置。
ただし、一つだけ注意点があります。
それはスナゴケへの水やりは、全ての設置が済んでから行うということです。
もちろん、スナゴケの配置前に水やりをしてもその後枯れてしまうといった事はありませんが、先に水やりをしてしまうとコケの分割がしづらくなったり、水気のせいでレイアウトに時間がかかってしまったりと不便が生じるのです。
なので、スナゴケへの水やりは一番最後に行う様にしましょう!
まとめ
「コケリウムを始めたい!、が手軽にできるものが良い」という場合には、スナゴケを使ってコケリウムを作成されることをオススメします。
スナゴケは日本のどの季節にも対応する事ができ、乾燥にも強いことから水やりの手間も週一程度で済ます事が可能です。
加えて、常緑種ですので、年中キレイな緑を鑑賞する事ができることから、鑑賞目的のコケリウムとも相性の良いコケとなっています。