ワイモバイルで契約を行う場合には、当然ながら他のキャリアにもある様に契約期間の縛りが存在します。
その期間を満了する事なく解約やMNPを行うと違約金が必要になるのですが、実はこの違約金は数種類存在しているのです。
ここでは、そんなワイモバイルの違約金についてご紹介いたします。
契約解除料金
まず、一つ目にご紹介する違約金は、おそらく皆さんが認識されているであろう違約金のことでございます。
よく「◯年縛り」という言葉で表現される違約金の事で、正式名称としては契約解除料金と言います。
ワイモバイルの契約解除料の金額
ワイモバイルでも3大キャリアと同様に、契約期間の更新月以外で解約や乗り換え(MNP)を行う場合は、契約解除料金の支払いが必要になります。
そして、その金額に関してですが、こちらも3大キャリアと同様に9,500円の税別、すなわち税込金額で10,260円の支払いが必要となります。
契約解除料が発生する条件
ワイモバイルの契約解除料が発生する条件ですが、前述でも少し触れている様に契約期間の更新月以外で解約や乗り換えを行うことが条件となってます。
そして、現状ワイモバイルのスマホやガラケーの契約では2年の更新期間という設定になっています。
ポケットWi-Fiとタブレットの契約は3年契約となります。
加えて注意が必要な点としては、契約から2年が経過すればそれ以降はいつでも解約できるというわけではなく、契約から2年後に訪れる更新月(ワイモバイルの場合は2ヶ月間)の間だけが契約解除料がかからない期間となるのです。
なので、その2ヶ月間を見逃してしまうと、再度2年間の契約期間が自動更新されることになります。
スマホ本体の分割残債
続いて、2つ目の違約金に関するご紹介を行いましょう。
この2つ目に関しては、違約金という名称を使うと少し語弊を招きそうな内容となっています。
その正体は、これも他のキャリアでお馴染みのスマホ本体の分割代金の残債支払いのことなのです。
意外と死角になりがちな残債
ワイモバイルのスマホの契約でも、スマホの本体代金を分割で支払うことができます。
実店舗の場合は、店舗によって料金設定が一任されていますので、ワイモバイル公式サイトと異なる場合があります。
そして、ほとんどのスマホの月額には、この分割代金を緩和するための月額割引というものが適用されています。
なので、実際の支払いの際の内訳では、分割代金がプランに加算されているものの、その存在を感じてしまうほどの金額にならないのです。
なので、分割の残債が残っていることに気付かずに、そのまま解約してしまう方が後をたたないのです。
分割残債の注意点
そして、最も厄介なのが、解約した際に分割代金の残債が残っていると、本来であればその分割代金に割り当てられる月額割引が解約の時点で消失してしまうのです。
つまりは、契約期間中に今まで払っていた実質の分割代金の金額ではなく、実際の残債分をそのまま支払う必要が出てくるのです。
冷静になって考えたらごくごく普通の事なのですが、やはり元々適用されていた割引がなくなってしまうという状況は痛いので、可能な限り残債の支払いが完了してから解約したいものですね。
分割残債の支払いについて
解約時におけるこのスマホの分割代金の残債ですが、基本的には一括で残りを支払う事になります。
が、人によっては4万円ほど必要になることもございますので、こういった一括で支払いが難しい場合は、解約窓口のスタッフに申し出ることで、そのまま分割での支払いを続けることも可能なのです。
購入サポートの違約金
最後の3つ目は、特別なキャンペーンやオンラインストア限定のアウトレットセールでスマホ契約を行なった場合に適用される「購入サポート」なるものの違約金についてです。
これは基本的にワイモバイル公式サイト限定で行われる超お得なキャンペーンに付属するもので、その契約の際に設定される2年縛りとは別の期間縛りが発生するのです。
キャンペーンによって異なる縛り期間
この購入サポートの適用期間は、基本的には通常の契約解除料金の発生と同じ条件である2年未満という縛りであることが多いです。
ただし、これはキャンペーンの内容によって変動することもあるため、「100%確実にそう!」とは言い切れない部分となります。
なお、アウトレット販売に関しては2年間という期間で固定されていますので、その点は確実に言える部分でもあります。
購入サポートの違約金は逓減型
この購入サポートの違約金の金額についてですが、これは変動型の金額となります。
そしてこれには名称があり、逓減型解除料金と呼ばれてます。
この逓減型解除料金は、初月に解約した場合は最大2万円が必要になり、その後契約年数が長くなればなる程、購入サポートの違約金の料金も下がっていくという仕組みになっています。
そして最後の24ヶ月目にその金額がちょうど0円になる様に設定されている事が多いです。
ただ、この逓減型解除料金に関してもいくつかパターンがございますので、全ての購入サポートがそうというわけではなく、あくまでも目安的なものとしてお考えください。
ワイモバイルの違約金には注意せよ!
以上のことから、ワイモバイルの解約のタイミングを逃してしまうと、最悪の場合、上記の3つの違約金が全て同時に発生してしまう可能性だってあるのです。
少なくとも、購入サポートと通常の2年縛りの契約解除料金は普通に重なる可能性がありますので、ワイモバイルの契約をした1年以内に解約や乗り換え(MNP)が起こらない様にしましょう。
なお、この内容はあくまでもワイモバイル公式サイトで契約を行なった場合の話です。
店舗独自のキャンペーンなどを展開する事ができる実店舗での契約の場合は、他の条件などが加わる可能性もありますので、その点は十分に注意しておきましょう。