普通であれば高額な買い物になるドラム式洗濯乾燥機ですが、相場よりも安価な商品を取り扱っているアイリスオーヤマであればドラム式洗濯機も安く販売されています。
しかし、「安い」と聞くと品質が気になると思いますので、今回はアイリスオーヤマのドラム式洗濯乾燥機FLK832を実際に購入し、そのレビューをします。
アイリスオーヤマのドラム式洗濯乾燥機FLK832の特徴
まずは、アイリスオーヤマのドラム式洗濯乾燥機「FLK832」がどの様な特徴を持った商品なのかに着いてご紹介します。
乾燥機能付きのドラム式洗濯機
記載の通り、今回ご紹介するアイリスオーヤマのドラム式洗濯機は乾燥機能付きのタイプです。
そのため、洗濯後にわざわざ乾燥機に移し替えたり屋外や浴室乾燥機に干し直す必要はなく、そのまま乾燥工程に移行させることが可能です。
ちなみに洗濯は8kgまで可能ですが、乾燥は3kgまでが可能重量となります。
温水洗浄が可能
ドラム式洗濯乾燥機「FLK832」は温水洗浄が可能です。
もちろんガスを使用して加温するものではありませんので、別途ガス栓を引っ張ってくる工事などは不要で、電気だけで洗浄に使用する水を温水にすることが可能です。
洗浄の水を温水にすることで、常温では取れにくい汚れをドラム式特有のたたき洗いだけではなく温度による洗浄力強化をさせることが可能となります。
デメリットとしては電気代が通常よりも高くなる点と、水を加温するため普段よりも洗濯完了までの時間がかかる点です。
乾燥は100%と80%ドライから洗濯可能
このドラム式洗濯機の乾燥機能には一般的な100%ドライ機能だけではなく、80%の乾燥度に留めることができる「ふんわりシワとりコース」という機能も付いています。
この乾燥機能は100%完全に乾燥させてしまうとシワが付いてしまう様な衣類に対してメリットがある機能で、乾燥度合いを80%に留めることで服にシワが付く事を回避することができます。
もちろん、80%という事は半乾き状態ではありますので、洗濯乾燥が完了後に部屋干しもしくは屋外干しを行う必要はあります。
更に言うと、80%乾燥にするメリットはもう一つあり、柔軟剤の匂いが100%の時よりも残すことが可能となりますので、その後の「干す」という作業を面倒に感じない方には、かなり使える機能と言えるでしょう。
乾燥はヒーター式
ドラム式洗濯機の乾燥に用いる熱風は、製品によってヒーター式とヒートポンプ方式の2種類が存在します。
ヒートポンプ式はヒーター式に比べて電気代が安くなるという特徴がありますが、その代わり洗濯機本体の価格が大幅に高くなります。
今回私が購入したアイリスオーヤマのドラム式洗濯乾燥機「FLK832」は、リーズナブルな金額から察することができる様に、ヒーター式を採用しているドラム式洗濯乾燥機です。
なので、乾燥にかかる電気代は一方よりも高くなりますが、計算してみるとヒートポンプ式の本体代との差額から考えて7年以上経過してようやく本体代+電気代の合計が同じになる計算ですので、正直そこまで気にする必要はないかと感じています。
FLK832の相場との比較
それでは一般的に高価と言われるドラム式洗濯乾燥機を選ぶ上で、かなり重要な項目である金額についても触れたいと思います。
実際、私も他のドラム式洗濯乾燥機の相場と比較して、アイリスオーヤマのFLK832がかなりコスパに優れている事が購入のきっかけになったので、ここを重要視している方も多いでしょう。
ドラム式洗濯機 | 金額(相場) |
---|---|
アイリスオーヤマ FLK832 | 12万円 |
他社 ヒーター式 | 18万円 |
他社 ヒートポンプ式 | 25万円 |
他社 ハイエンドモデル | 40万円 |
※相場はアマゾンでの販売価格から算出していますが、セールなどのタイミングにより大きく乖離する場合もあります。
もちろん安さだけでドラム式洗濯乾燥機を選ぶという方法はNGではありますが、アイリスオーヤマのFLK832の場合は値段の割にそこまで機能的に劣りまくっている訳ではありません。
むしろ細かい数字などを気にしなければ、他社製品と遜色ない使い心地となっていますので、やはりコスパ面ではズバ抜けて優秀なドラム式洗濯乾燥機と言えるでしょう。
アイリスオーヤマ ドラム式洗濯乾燥機FLK832のレビュー
それではここからは、実際にアイリスオーヤマのドラム式洗濯乾燥機FLK832を使用してみて分かったメリット・デメリットについてご紹介します。
良かった点
まずはFLK832の良かった点からご紹介します。
具体的には以下のポイントが個人的にメリットだと感じました。
FLK832のメリット
- コスパ最強
- 静か
- 80%乾燥が可能
- 下水の匂いはしない
前述でもご紹介の通り、この商品は非常にコスパが良いです。
そして、飛行機の様な轟音が鳴るかと心配していましたが、実際はかなり静かな部類に入る動作音でした。
注水音 | 作動音 |
他にも柔軟剤の匂いが残りづらいドラム式のデメリットを80%乾燥の機能が解消してくれますし、同じくドラム式のデメリットに挙げられやすい下水の匂いに関しても、このFLK832では皆無でした。
排水口の掃除が出来ている事も
起因しているかも知れませんが(汗)
悪かった点
反対にFLK832を使用してみて「ここはデメリットかな?」と感じた部分についてもご紹介します。
ただし、FLK832だけのデメリットというよりドラム式に共通するデメリットという部分もありますので、それぞれ分類してご紹介します。
製品 | デメリットの項目 |
---|---|
アイリスオーヤマ FLK832 |
|
ドラム式共通 |
|
ドラム式洗濯機に共通するデメリットに関してはこちらの記事で紹介していますので、詳細は割愛します。
FLK832特有のデメリットとしては、洗剤の自動投入ができない点があります。他の高いモデルの場合は洗剤と柔軟剤の投入口兼タンクがあり、そこに貯めておけば洗濯の度に自動で必要量を計算し、タンクにある洗剤や柔軟剤を勝手に投入してくれるので非常に楽ですが、FLK832にはこの機能がないので洗濯の度に自分で洗剤を投入する必要があります。
そして、前述でも記載の通りFLK832で乾燥可能な重要は上限が3kgまでとなっていますので、ゴツ目の毛布などの洗濯はできても、乾燥に関しては外干しもしくは浴室乾燥を使用する必要があります。
まとめ
以上が実際にアイリスオーヤマのドラム式洗濯乾燥機FLK832を購入し、使用してみて判明したメリット・デメリットとなります。
正直、満点と言える商品ではありませんでしたが、その減点項目に対して価格の安さの方が圧倒的にメリットに感じられる商品ではありますので、個人的には満足しています。
もともとアイリスオーヤマは一人暮らしや少人数家庭用向けの商品に力を入れているメーカーですので、単身世帯である私としては正直これがベストな洗濯だとも感じています^^
もしアイリスオーヤマのドラム式洗濯乾燥機FLK832の購入を検討されている方がいましたら、この記事が参考になればと思います。