パキラは初心者でも育てやすい観葉植物の一つです。
とは言え、ぞんざいに扱ってしまうと弱ってしまいますし、最悪の場合は枯れてしまう事もあります。
そこで今回は、完全に枯れ切ってしまったパキラを復活させることが出来るのかどうかについてご紹介いたします。
パキラは寒さに弱い
そもそもの話ですが、初心者にも育てやすいというパキラが枯れる事があるのかと疑問に思われる方もいると思います。
しかし、いくら丈夫で育てやすいといっても、観葉植物の土ではなく川砂の様なパキラに適さない生育環境にしてしまったり、水やりの頻度が極端に多かったり少なかったりすれば当然枯れてしまいます。
加えて、パキラは寒さに弱い植物ですので、春〜秋にかけてずっと屋外に出していて、そのまま惰性で冬場も屋外に出したままにしているとたちまち枯れてしまいます。
なので北陸はもちろんの事、本州以下の地域でも冬場はパキラを室内に入れて管理する必要があります。
パキラは復活する?
そんな冬場の寒さで枯れてしまったパキラが復活するかどうかについてご紹介します。
結論としては100%ではありませんが、多くの場合は復活させることは可能です!
トップ画像にもありますが、これは憶測や書物などで得た知識というだけではなく、実際に我が家の枯れきったパキラが復活したという実例があります。
しかも、後述しますが手間暇かけて復活させたという訳ではなく、むしろ少し手を加えただけで後はほぼ放置状態にしていただけで復活させる事が出来ましたので難易度は低く、というよりもかなり簡単に復活させる事ができるのです。
植物の生命力の高さには驚きです。
パキラを復活させる方法
それでは、枯れたパキラを復活させるために行った具体的な方法についてご紹介いたします。
春まで待つ
とにもかくにも、気温が上がってくる春まで待つ必要があります。
冬の寒さが原因で枯れたパキラですので、その原因である低気温の環境下では何をしても復活する可能性は0に近い状態のままですので、まずは春の訪れを待つ様にしましょう。
土が悪ければ植え替え
次に植え替えについて。
これは状況次第では不要な工程ですが、我が家の場合で言えば土が長年の汚れでバキバキに固まってしまっており、巨大な塊の様になっていました。
なので、復活時に根が新たに伸長しやすい様に、春以降に植え替えを行います。
その際に根が古く傷んでいれば、軽く切って整えておく必要もあります。
枯れ切った葉の剪定
枯れたパキラの植え替えが完了すれば、次はパキラ上部の調整を行います。
パキラの枯れ方にもよりますが、完全に枯れてパリパリになってしまっている葉があれば、それが日光の遮断をしてしまう原因になりますので全て取り除きましょう。
なお、その枯れた葉が付いている茎の部分に関しては枯れてしまっていても一旦そのままにしましょう。
というのも、この茎の途中から脇芽が生えてくる可能性があります。
なので、ここをカットしてしまうとパキラ復活を逆に遠ざけてしまう行為になりますので、見た目が悪くても一旦は切らずにそのまま放置しましょう。
たまに水やり&放置
後は、たまに水やりを行ってひたすら暖かい場所で放置するのみです。
パキラが完全に枯れ切っていれば緑色の部分(光合成ができる場所)がない状態ですので、無理に日光が当たる場所に置いておく必要はありません。
もちろん完全な暗所に置くのはNGではありますが、直射日光が当たらない日陰であれば設置場所としては申し分ないので、新芽(脇芽)が生えてくるのを気長に待ちましょう。
まとめ
以上が実際に枯れたパキラを復活させた方法となります。
パキラが枯れ切ってしまうと木部のみで復活しなさそうに見えますが、しっかりと根が残っていて且つパキラの成長に必要な条件さえ揃える事ができれば、緑が0の状態からでも復活させることは可能です!
もし、同じ様にパキラを枯らしてしまった方がいましたら、この記事が少しでも参考になればと思います。