新しく魚などの水槽を立ち上げた際に、水面に油膜が張ってしまう。
そんな経験をしたことは無いでしょうか?
この油膜は大きな実害こそありませんが、見た目は良くなく水草も育てている場合は光を遮ってしまい光合成の妨げになる事もあります。
そこで、ここでは水面の油膜の取り方などについてご紹介いたします。
水面の油膜の取り方
それでは早速、この油膜の取り方についてご紹介いたします。
基本的に各家庭にある道具で油膜の除去を行う事ができますし、仮に持っていない場合でも100円で揃えることができますので、その点はご安心ください。
油膜除去に用意する物
まずは油膜の除去の際に使用する道具の紹介をいたしましょう。
用意するもの
- キッチンペーパー
- トレイ(ビニール袋などでも可能)
キッチンペーパーは料理されるご家庭であれば基本的に常備されているものでしょう。
使用するとしても2〜3枚(水槽の大きさにもよる)のみですので、量はそこまで必要ではありません。
トレイに関しては、濡れたキッチンペーパーを置けるものであれば何でも大丈夫ですので、最悪ビニール袋(無料)でも大丈夫です。
油膜の除去方法
それでは、上記でご紹介した道具を使った油膜の除去方法についてご紹介していきましょう!
まずは、キッチンペーパーを水槽に入る大きさに分割しましょう。
キッチンペーパーを広げた状態で水面に全面当たる大きさに裂くことが出来たら、あとは簡単!
それを水面において引き上げるという作業を反復するのみとなります。
実はこれだけで、油膜は徐々にキッチンペーパーに吸収されていき、そのうち綺麗さっぱりになるのです。
別の油膜の取り除き方
実は、この方法以外にもかなり簡単な方法が存在しています。
それは超アナログな方法で、おたまで水面の水をすくって捨てるという方法です^^;
正直、個人的にはこっちの方法の方が簡単ですので、おたまによる油膜除去の方法をお勧めいたします。
水槽に油膜ができる原因
さて、この水面の油膜についてですが、油膜がハッッセイスル原因というものがあります。
これを解決しないことには、油膜を除去しても再発生してしまう可能性が非常に高いので、まずは油膜の原因を確定させるようにしましょう。
ソイルからの発生
初めて水槽を立ち上げる時に油膜が張る場合に多いのは、ソイルを洗わずに使ってしまっていることが原因になっているケースが多いです。
ソイルの中には、水洗い不要タイプであったり、バクテリア入りのソイルもありますので、そういった部類のものは使用前の洗う必要はありませんが、それ以外の種類のものに関しては必要になります。
道具や手の脂が原因
続いて考えられる要因としては、道具や手の脂が原因であるパターンです。
まず道具に関しては、購入したての水槽などです。
これらも使用前にはしっかりと水洗いをしておく必要があり、レイアウトに使う石や人工物に関しても油分がついている可能性がありますので、事前に水洗いを行いましょう。
そして、以外と盲点なのは手についている脂です。
レイアウト中や水を張る過程で、手で顔を掻いてしまいその時に付着した脂が浮いてしまうことも考えられるのです。
バクテリアや魚の死骸
3つ目に考えられる原因は、バクテリアや魚の死骸による油膜です。
魚の死骸に関しては説明不要かと思いますので、死んでしまったら可哀想ですが直ぐに水槽から出してあげるようにしましょう。
バクテリアの死骸に関しては、清掃時にバクテリアの生息地(フィルターなど)を塩素の強い水道水で洗ってしまうことで発生します。
この水道の水による清掃で死んでしまったバクテリアは、その体組織であるタンパク質を体外に放出してしまい、それが油分となって水面を漂うことになるのです。
油膜を出さないための対策
ということで、最後に水槽に油膜が発生しないための対策についてご紹介して終わろうと思います。
水槽立ち上げ時の水洗い
まずは、前述でもご紹介の通り道具やソイルに油分がついており、それが水槽の立ち上げ後に水面に上昇して油膜を形成してしまう場合です。
これに関しての対策法は非常にシンプルで簡単です。
購入した商品は、しっかりと水洗いしてから使用するということです。
エアレーションやフィルターを使用
続いての対策は、エアレーションやフィルターを使用して、水を循環させることです。
これを行うことは、水槽内に含まれる油分を除去することはできません。
しかし、これを行うことで水流ができますので、水槽内の油分が水面にとどまることなく水中全体に拡散されることになりますので、見て目の問題には効果的となります。
もちろん、その際に多少の油分はフィルターによって取り除かれますので、多少の除去効果には期待ができるでしょう。
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あとは適切に飼育していれば、基本的には油膜の脅威は回避できるでしょう。
もちろん、私もまだまだ完璧ではないので、自分への戒めとしてもこの記事の内容はしっかりと覚えておきたいと思います^^