ダイソンはそのCMでも宣伝されている通り、本当に吸引力の凄い掃除機です。
しかし、その分ダイソン本体の金額は同じ充電式のサイクロン掃除機と比べると3〜7倍の価格とかなり高めです。
そして見落としがちですが、ダイソンは数年単位で見ると実は結構コスパが悪い可能性があるのです。
今回はそんなダイソンのコスパについて、実体験も交えながらご紹介いたします。
ダイソンのランニングコストについて
掃除機と聞くと、基本的には潰れるまで使い続けられるイメージがあります。
しかし、ダイソンに関しては実はランニングコストがかかる製品だったのです。
バッテリーは約2年で交換が必要
ダイソンには取り外し可能なバッテリーが付いており、それをダイソンに装着した状態で充電器につなげる事で充電が可能となります。
バッテリーは基本的につけっぱなしです。
そのバッテリーですが、実は約2年で交換が必要になる仕様になっており、丁寧に使っていたとしても5年10年と使い続ける事ができない商品だったのです。
かなり少なかったですが、
2年4ヶ月でバッテリーが作動しなくなりました。
ダイソンのバッテリー交換は有償
ダイソンのバッテリーが壊れた場合、当然ダイソン自体は問題ありませんので、バッテリーを交換する事で再度使用できる様になります。
しかし、そのバッテリー交換は2年のメーカー保証期間内であれば無償で交換が可能なのですが、それ以降の交換となると自然故障であっても1万円の交換費用が発生するのです。
ランニングコストが掛かる事になります。
ちなみに、この情報はバッテリーが壊れた時に電話したダイソン公式のサポート窓口でお伺いした内容です。
「だいたい2年くらいでバッテリーは壊れるもんですか?」と聞いたら、元気よくハッキリと「ハイッ!^^」と返答されていたので、ダイソンのランニングコスト問題は回避出来ないのでしょうね(汗)
ダイソンのコスパは悪いかも?
上記のようにダイソンの購入をする場合は、購入時に数万円の支出、それにプラスして2年ごとに1万円のバッテリー交換というランニングコストが掛かる事になります。
こう考えるとダイソン程の吸引力は無くとも、同じくサイクロンタイプのスティック型掃除機が1万円台から購入できるので、ダイソンはなかなかのコスパの悪い選択に思えるのです。
もちろん、ダイソンのあの強力な吸引力じゃないと嫌だという方の場合は、初期費用やそれ以降のランニングコストがかかってもダイソンを選択する価値はあります。
しかし、初期費用が1万円台で性能は劣るが同型でダイソンよりも静かな掃除機があることを考えると、ダイソンを購入せずに2年ごとに掃除機ごと買い換えるという選択肢の方が節約という観点で言えば有力となります。
もう少し安ければ全然アリなんですけどね(汗)
バッテリー交換以外の選択肢について
そんなダイソンですが、実はバッテリーの寿命がきた時に取れる選択肢は他にも存在したのです。
最新型ダイソンを割引価格で購入
ダイソンのバッテリーが壊れた場合、多くの方が即効で捨てる事はせずにサポートに電話して状況を説明すると思います。
実際、私も公式のサポートに電話して状況を説明しました。
ダイソン本体のシールに
番号が記載されています。
そこで前述でもご紹介のバッテリー交換という選択肢とその際の費用が案内されます。
しかし、この窓口で案内される選択肢は実はこれだけではないのです。
もしかすると電話するタイミング次第で変わる可能性もありますが、私の場合は最新型ダイソンに1万円の割引適用が出来るという案内もいただいたのです。
なので、ダイソン信者で最新型が欲しいという方は、今使用しているダイソンが故障したタイミングで新品を買いに行くのではなく、一旦サポートに電話して最新型ダイソンと割引の案内がされるかどうかを確認するべきでしょう。
互換性のあるバッテリーを購入
2つ目の選択肢としては、互換性のあるバッテリーを購入して装着するという方法です。
どうしようか迷っていたこの時まで
存在を知りませんでした(汗)
前述のように、公式でのバッテリー交換はバッテリーも純正のものですので、1万円近く費用が必要になります。
しかし、Amazonなどで確認してみると何とダイソンの掃除機に互換性のあるバッテリーが販売されているのです。
しかも各ダイソン型番に合わせて製造されているようで、基本的にはどのダイソンに対しても互換性のあるバッテリーが市場に出回っているという状況でした。
ただ、私の場合は互換性があるとは言え完璧ではないでしょうから、使用中に発火したり漏電したりといった割と命に関わる不具合が出ないかどうかという面で心配でしたので、この選択肢は選べませんでした。。。
それでも安全第一で考えたいですね(汗)
まとめ
以上がダイソンのコスパに関する情報となります。
実際に私の実体験も交えた内容ですので、割と生々しい金の話も出てしまいましたが、そっちの方がリアリティがあって良いかと思います^^
なお、ダイソンはコスパの悪い掃除機という結論に至りましたが、それでもダイソンの吸引力やモーターヘッドの隙間や絨毯にこびりついた細かいゴミの集塵力は本物です。
この点は間違いありませんので、そこに価値を見出せる方は本体価格が高くランニングコストも掛かったとしてもダイソンを選ぶ価値はあります。
ただし、それらにそこまで価値を感じないという方に関しては、無理にダイソンを選ぶ必要はなくバッテリー交換費用に近い金額で購入できる低価格帯の掃除機を都度都度使い潰した方が、年々掃除機の性能も上がっているので選択肢として優秀である可能性が高いです。