ワイモバイルで長く利用していると、どこかのタイミングで機種変更を行う機会があるでしょう。
しかし、公式サイトで機種変更の月額シミュレーションを行ってみると、なぜか新規や乗り換えの場合よりも月額が高くなる事が多いです。
では、なぜ機種変更だけこんなにも月額が高くなるのか、その原因をワイモバイルの月額の仕組みとあわせてご紹介いたしましょう。
ワイモバイルの月額の内訳
まずはワイモバイルの月額を構成する内訳を見てみましょう。
この内訳を把握する事で、機種変更後の月額が高くなる理由も自然と見えてくるでしょう。
月額の構成項目
項目
- 本体代金(分割)
- プラン料金
- 割引
- オプション
初月のみ、上記に事務手数料3,000円が必要になります。
もっと細かい点まで言うのであれば、ユニバーサルサービス料としての2円/月も必要になります(2019年の7月からは3円/月)。
機種変更でも変わらない月額項目
上記の内、本体料金とプラン料金、オプション料金に関しては新規でもMNP(乗り換え)でも、更に言えば機種変更だろうが同じ料金となります。
しかし、残る月額の構成項目である「割引」に関しては新規なのかMNPもしくは機種変更と、どの契約方法で申し込みされるかによって大きく変動する項目となるのです。
言ってしまえば、今回の本題である「機種変更の月額が高くなる理由」の全ては、その部分から来る差となっているのです。
機種変更で変動する割引内容
では、ワイモバイル内での機種変更では、月額に影響を与える割引内容にどのような変化が起きるのかについて。
割引が少なくなる項目や割引自体がなくなる項目を、それぞれをご紹介いたします。
ワンキュッパ割の消失
まず機種変更で一番大きな価格変動が起きる項目として、ワンキュッパ割の消失が挙げられます。
このワンキュッパ割は契約から1年間の月額から-1,000円/月というなかなかに大きな割引なのですが、残念ながらこれは機種変更時には再適用されない割引なのです。
ワンキュッパ割はあくまでも初めてワイモバイルと契約される人向けの割引ですので、新規やMNPのみの適用となるのです。
なので、特にワイモバイルへ新規やMNPで入ってきた方が、初めてワイモバイル内で機種変更される場合は、割引がなくて結構びっくりされる事でしょう(汗)
月額割引の減額
2つ目の変動する割引としては、月額割引が該当します。
この月額割引は、スマホ本体の分割代金の負担分を緩和してくれる割引で、契約から24ヶ月間という期間適用されますので、2年間という分割期間とちょうど重なるように設定されています。
この割引が、機種変更では新規やMNP時よりも少なくなるのです。
この記事を作成時点でのiPhone7で見てみると、以下のように月額割引が半額近く下がってしまっている事が伺えます。
その他:オンラインストアのキャンペーン等
基本的に機種変更の時に変動する割引は、上記のワンキュッパ割と月額割引のみとなりますが、公式オンラインストアでは稀に新規やMNP専用のキャンペーンが開催されています。
頻度の高い内容で言えば、スマホ本体代金を一括支払いすれば本体代金が数万円引きになるなどのキャンペーンです。
こう言った系統のオンライン専用のキャンペーンは、「機種変更だから高くなる」というよりも「新規やMNPだから安くなる」というものですので、実際問題としては機種変更が不利になることはなく、通常通りの月額で契約できるという内容です。
しかし、「新規やMNPで安くなっているのに何で?」という印象を抱いてしまうと、どうしても機種変更が高く見えてしまいますが、そんな事はないので独自キャンペーンに関しては気にされなくて大丈夫です。
ワイモバイル内での機種変更は結果的に不利?
以上の事から、ワイモバイル内での機種変更を行う場合は、新規やMNPに比べると高確率で月額が高くなります。
これは残念ながら、どこのキャリアでも共通する内容であるように、紛れも無い事実です。
では、機種変更のタイミングで他社に乗り換えた方が良いかというと、それはその人がスマホに何を求めているか次第となります。
ワイモバイルと同レベルの品質を持っているキャリアとしてはUQモバイルが挙げられますので、多くの方はワイモバイルとUQモバイルを2年ごとに移動される事が多いでしょう。
しかし、ワイモバイルとほとんど同じ内容で展開されているUQモバイルですが、どうしてもワイモバイルに勝てない部分も存在しているのです。
【何で!?】ワイモバイルが一番だと言える理由は?実はメリットだらけだった。
私はこれまでに複数のスマホのキャリアを経験してきました。 それこそ3大キャリアであるauを始め、月額が1,000円未満で済む超格安スマホ(mineo)などそれぞれを1年以上使ってきました。 その結果、 ...
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どの選択がオススメか簡単に分類すると、以下のようになります。
ワイモバで機種変更すべき人 | UQモバイルにMNPすべき人 |
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これに関しては、どちらの選択が正解かは本当に人次第な部分ですので、より自分に最適な方を選択していただければと思います。